グリーンコンピューティング

近年、地球温暖化は大きな社会問題となっています。今後のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)サービスの発展や利用拡大に伴い、情報機器・電子機器のエネルギー消費量の増加が懸念されています。そのため、携帯情報機器などユビキタス情報通信の中心的役割を担う超大規模集積回路(VLSI)において消費エネルギーの利用効率を向上することは喫緊の課題であり、地球規模的なグリーン・イノベーションの意味で情報通信産業の急務とも言えます。

本研究は環境への影響を考慮しつつ、低消費電力設計技術をはじめ自然エネルギー利用に向けたエネルギー・ハーベスト回路設計技術などの研究に取り組んでいます。

低消費電力回路設計

電子機器の高性能化にともない、電子回路の消費電力が大きくなり、発熱量が増えてきており、これらを抑える工夫が必要 […]

低電圧回路設計

情報通信機器が高性能化するにしたがい、消費電力の増大が大きな問題になります。一方、LSI回路の低消費電力化には […]

不揮発メモリ

メモリには、電源の遮断とともにデータが消失するメモリだけではなく、電源を遮断してもデータを保持できるメモリがあ […]

エネルギーハーベスティング回路

エネルギー・ハーベスティングとは、普段我々が無駄にしている身の回りの環境にさまざまな形態で存在するエネルギー( […]